医療連携推進業務概要
(病院等相互間の機能の分担及び業務の連携に関する事項及びその目標)
医療・介護従事者の共同研修及び相互派遣
医療安全や感染対策などについての共同研修や、医療・介護従事者の相互派遣により、様々な医療・介護現場を経験することで、職員の能力研鑽と組織の活性化、ひいては北河内圏域の医療・介護の信頼性向上を目指す。
医療事故や感染症発生等の緊急時における情報共有及び相互支援
医療事故や感染症発生等に備えて緊急連絡体制を整備し、緊急時には各参加病院等の医師、看護師、薬剤師が情報提供などを行うことで迅速かつ適切な対応を支援する。また、参加病院等の間で医療事故や感染症発生に関する過去の事例や対応経験の情報を共有する。これらの取り組みを通じて安心、安全な医療を地域住民に提供する。
検査機器・情報機器の共同利用
参加病院等における検査機器・情報機器の保有状況を調査し、これらの機器の共同利用の可否を協議し、設備投資の抑制による経営の安定化を進める。
医薬品・医療機器の共同購入の調整
参加病院等における医薬品・医療機器の使用情報の共有を進める。さらに、医薬品・医療機器の共同購入の調整や一括価格交渉の実施について検討する。
診療機能の分担強化
参加病院等の強みや特色を活かし診療体制を強化する。具体的には、参加病院等の病床利用状況の分析、スムーズな転院体制の整備などを通じて、超急性期から回復期、さらには在宅医療に至るシームレスな診療体制の構築を推進する。さらに、北河内医療圏の医療需要に応じた診療機能の分担について研究を進める。
その他関連する事業
参加病院等及び参加介護施設等以外の医療機関や介護施設等とも情報交換を図り、北河内医療圏における医療機関や介護施設等の協調を進める足掛かりとする。
(介護事業その他地域包括ケアの推進に資する事業に関する事項)
各種介護サービスの安全性と質の向上
感染対策、急変時対応などにおける連携やそれらに関する共同研修の実施、病院から在宅に至るまでの医療・介護のスムーズな連携についての研究を行い、地域包括ケアシステムの実現に貢献する。
その他関連する事業
上記に加え、各種介護施設におけるサービスの向上や経営安定化のための事業を検討する。